体操選手内村航平。21歳。
ロンドンの金メダルに一番近い男。
美しい体操とは何か?
どうしても欲しいタイトルがある。
それは、仲間と勝つこと、
すなわち、
全日本選手権の団体優勝。
見た感じは大学生らしい大学生。
体操になると、目が変わる。
歳が下だとは思えない落ち着きを感じる。
体操両親から生まれた内村選手。
イメージ化する力。
それが、美しさを呼ぶ。
空間の魔術師といってもいい。
原点はトランポリン。
そこから生むのは三回のひねり。
跳馬が物足りないのでそこを完璧にするために常に向上心をもっていく。
体操は使わない筋肉を使う。
怪我をするとそこには集中して負荷がかかる。
そして、気になるとさらに負荷がかかる。
連鎖が止まらなくなる。
そして、始まる全日本選手権。
社会人団体と大学がひしめき合う選手権。
怪我と戦いは自分との戦い。
自分に勝つには精神次第である。
綺麗だ。
内村選手の演技をみて、そう感じた。
あの美しさは瞬間美。
輝いている。
自分の輝きは何か?
ひたむきに挑戦してこそ人生は輝くのだ。
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