ボクサー長谷川穂積「もう一度・・・」
5人兄弟の長男。
1980年生まれ。
29歳。
たった一発で世界がひっくり返る現実。
現実は一瞬で変わる。
散る。
しかし、諦めなければ山を越えられる。
心さえ折れていなければ。
それが「ボクシング」。
彼は半年前、負けた。
バンダム級の世界チャンピオンから普通のボクサーとなった。
もう一度、もう一度チャンピオンへ。
第二章が始まった・・・・
2ヶ月の休養を経て、復帰。
バンダム級からフェザー級へ。
減量苦は減るものの。
パンチの重さはそれぞれ倍増する。
長谷川選手は10㌔以上の減量を強いられていた分そこから変化するのは大きいのだろう。
長谷川の長所は
●スピード
体重が増えることによって、落ちるのではないだろうかと心配が生まれる。
スピードを生むには、基礎が重要。
基礎とは下半身。
減量していたバンダム級よりも食事の制限がないことは大きいものだ。
食事を楽しめることが。
母親と長谷川選手は共闘してきた。
母親は癌と長谷川選手は王座と。
母親と支えあってきたもの。
それは、長谷川選手の中に強く残り続けているもの。
そして、これから長谷川選手を高みへ導くものだ。
母親の死を乗り越えて、死後二日目からジムに顔を出す。
フェザー級でチャンピオンになる。半年後から未知への挑戦。
プレッシャーが大きい。
家族全員で支えあって挑む。
試合まであと僅かだ。
母親の好きなスピードのあるボクシングで挑む。
ついにその時が来た6ヵ月後。
おかんが必ずその試合を見ている。
そして、ゴングがなった。
フェザー級であるので身体が強靭な選手が多い。
相手もパンチももちろん強力だ。
人生をかけて諦めないことを教えてくれたおかん。
母親とも約束を守った長谷川選手。
結果が全てである上での結果。
皆で「自分」に勝った長谷川選手。
様々な支えの上での勝利だ。
自分に勝つには一人ではなく、周りの力が大切だと教えてくれた長谷川選手。
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