本日、神戸にてWebアクセシビリティの勉強会に参加した。
アクセシビリティについて勉強するのは始めてであったので
いい勉強になったと思っている。
今回三人の方からお話を聞いたのだが、それぞれ三方は違った立場であるので
それぞれのお話が新鮮で面白かったです。
以下に話を自分なりにまとめたものを記述します。
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そもそもアクセシビリティとは何か??
高齢者・障害者を含む、誰もが様々なサービスを受けられる・利用できるということだ。
今回はWebアクセシビリティなので
Webを誰もが利用できるかどうかということについての勉強会。
利用できるという感覚は
知覚・理解・ナビゲーション・インタラクション
の四つで構成されている。
この四つを満たして初めて、アクセシビリティを達成していると言える。
2010年の8月にそのアクセシビリティについて定めた
「JIS X 8341-3」規格
が6年振りに改正された。
JISというのは日本の規格であるが
この規格はグローバルスタンダードである
WCAG(Web Contents Accesibility Guildline)2.0という規格の
ほぼ日本語訳であるために国際規約に準拠しているものといっていい。
2004年以前は日本は独自規格であったが
2004年6月にWCAG1.0に合わせて初めて国際規格に準拠を開始。
Webサイトがあちらこちらに乱立するようになり、
使い勝手が問われるようになったからこそ
アクセシビリティの重要性が増したのである。
また、Webを用いた登録や更新作業が増えているので、
肢体不自由の方や目が見えない方などの障害者の方や
これから高齢者が増加していくことなどからも
アクセシビリティは重要な点といえるだろう。
規格が今回改定されたのだが
違いは表現が正確になったということである。
例えば、以前のJIS X 8341-3はコンストラスト比について
「十分なコンストラストであること」
のように表現されていたものが今回は
「4.5対1のコンストラスト比であること」
と具体的になっていることが一目瞭然である。
また、この規格以外に
Webサイトを構築しているHTMLが
新しくHTML5になろうとしていることは
この業界ではかなり有名なことだが、
このHTML5がアクセシビリティの向上に
貢献していることも話にあった。
新しく追加された要素は
Webの可読性を向上させていることや
Webアプリケーションの使い勝手が増していることから
より効果的な表現をする術が得られたことが
アクセシビリティの向上に一役を買っている。
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以上から
このように規格は明確になったものの
実際に高齢者や障害者に対応しているのかどうかは
実際に使ってもらわないとわからないものである。
この規格はあくまで最低ラインといってもいいだろう。
この最低ラインのチェック項目で評価を得て
かつ
高齢者や障害者の方に実際に使用してもらい、評価を得ることで
初めてアクセシビリティは達成されると感じられる。
世の中にWebサイトが溢れている状況ではあるが、
一歩でもアクセシビリティが進むことを願わんばかりである。
そして、そもそもまだまだ技術不足の私には
アクセシビリティに対応する以前の問題が山積みである。
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